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Windows版Alfred!コマンドランチャー「ueli」の使い方

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コマンドランチャーは一度使うともうやめられない快適さです。

僕は以前「bluewind」というコマンドランチャーを使っていました。bluewindの更新は2003年で止まっておりさすがに古く今後更新の見込みがないことから、使用感の近い「Executor」に乗り換えました。しかしそちらも更新されていないので昨年「Wox」に乗り換えましたが、Woxも動作がイマイチ不安定なことがあり、設定しても反映されないことがたびたびありました。

そこであらためてコマンドランチャー探しの旅に出て出会ったのが「ueli」です。

WindowsおよびmacOSに対応した、TypeScriptで書かれたフリーソフトウェアです。

機能

画像は公式のGitHubより引用しています。

アプリケーション実行

実行ファイルやショートカットを実行します。検索対象のディレクトリを指定することができます。

ブラウザブックマーク検索

対応ブラウザは以下のとおり。Firefoxがないですね。 8.12.0でFirefox対応したみたいです。

  • Google Chrome
  • Brave
  • Vivaldi
  • SideKick
  • Microsoft Edge
  • Firefox

電卓

カラーコード変換

コマンドライン実行

Windowsの場合、以下の選択肢がありました。

  • コマンドプロンプト
  • PowerShell
  • PowerShell Core
  • WSL
  • PowerShell in Windows Terminal

コントロールパネルのショートカット(Windowsのみ)

通貨換算

https://exchangeratesapi.io/ を利用して通貨を換算します。

辞書

非公式のGoogle Dictionary API ( https://googledictionaryapi.eu-gb.mybluemix.net/ ) を使って辞書引きができます。日本語は検索できませんでした。

メール

Everything連携(Windowsのみ)

高速なファイル検索ソフト「Everything」で検索できます。利用するにはEverything本体とコマンドライン版を配置、指定する必要があります。

  1. こちらからダウンロード https://www.voidtools.com/downloads.
  2. 設定から es.exe のパスを指定

mdfind連携(macOSのみ)

ファイルブラウザ

絶対パスを指定してファイルを開くことができます。

OSコマンド実行

再起動やシャットダウンの実行など。

OS設定

独自ショートカット

ファイルやディレクトリ、URLなどにキーワードを設定して登録できます。

簡易フォルダ検索

フォルダやファイルの検索。

翻訳

Lingueeの非公式APIを使用した翻訳で、動作が不安定なことがあるようです。ちなみに対応言語は「英語」、「ドイツ語」、「スペイン語」、「フランス語」、「ポルトガル語」、「ロシア語」で、現時点では日本語には対応していません。

UWPアプリ実行(Windowsのみ)

URLを開く

ウェブ検索

検索エンジンを登録して、指定した検索エンジンで検索ができます。

ワークフロー

一度に複数の項目を実行できます。

キーボードショートカット

ショートカットキー内容
Enter選択した検索結果を実行
Shift + Enter選択したプログラムを管理者として実行(Windowsのみ)
Tabファイルパスを補完
Ctrl + o選択したプログラムまたはファイルの場所を開く(Windows)
Cmd + o選択したプログラムまたはファイルの場所を開く(macOS)

Ctrl or Cmd + p
上にスクロール

Ctrl or Cmd + n
下にスクロール
Ctrl + i設定を開く(Windows)
Cmd + ,設定を開く(macOS)
Shift + 入力履歴を閲覧
Shift + 入力履歴を閲覧
Ctrl + l入力にカーソルを移動

設定

各項目はこんな感じ。プラグインの設定は割愛しますが、そんなに難しいことはないと思います。

最近の更新で日本語にも対応しましたね!

見た目

  • User input height (in pixels) 入力ボックスの高さ
  • User input border radius 入力ボックスの四隅の丸み
  • User input bottom margin (in pixels) 入力ボックス下の余白
  • Show search icon in search field 入力ボックス左の虫眼鏡アイコン
  • Search result height (in pixels) 検索結果の高さ
  • Max search results per page 1ページあたりの表示件数
  • Search results border radius 検索結果の四隅の丸み
  • Scrollbar border radius スクロールバーの丸み
  • Show description on all search results すべての検索結果に説明を表示
  • Show search result numbers 検索結果に番号を振る
  • Window width (in pixels) ウィンドウ幅
  • Smooth scrolling スムーススクロール
  • Allow transparent background (Restart required) ウィンドウの透過(再起動が必要)
  • Font family フォントの指定

テーマ

全般設定

  • 言語は「英語」、「ドイツ語」、「ポルトガル語」、「ロシア語」、「チェコ語」、「トルコ語」、「スペイン語」、「中国語」、「韓国語」、「日本語」です。祝! 日本語対応!
  • Autostart app on system startup スタートアップの設定
  • Show tray icon トレイアイコン
  • Clear caches on quit 終了時にキャッシュをクリア
  • Hot Key ホットキーの設定
  • Rescan interval (in seconds) 再スキャンの間隔
  • Allow window move ウィンドウの移動を許可するか
  • Always show on primary display 常にプライマリディスプレイに表示
  • Log execution ログの実行
  • Persistent user input 前回の入力を残すか
  • Hide window after execution 実行後にウィンドウを隠す
  • Hide window when focus is lost フォーカスを失ったらウィンドウを隠す
  • Decimal separator 10進数の桁区切り記号

検索設定

Fuzzynessはキーワードの曖昧さの許容レベルです。
0.5だと少し使いづらかったので、0.2にしたらちょうど使いやすくなりました。

使用感とまとめ

ざっとですが機能の紹介をしました。

実際に使ってみるとAlfredにかなり近く、今までのコマンドランチャーから問題なく移行できました。というかこれが一番使いやすい! 機能も不足がなく、安定して動作します。なによりモダンなソフトであり、更新が頻繁にあることも高評価です。

Windowsのコマンドランチャーとして新しい標準になりそうな予感がします。同様のソフトに「Keypirinha」もありますが、気になる方はそちらとも比較してみてください。

この記事に登場したプロダクト

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